こんにちは、サンコマです。
情報セキュリティマネジメント(SG)ってどんな試験なんだろう
こんな風に考えている人に向けて、情報セキュリティマネジメント試験について解説していく記事になります。
この記事を読むことで
- 情報セキュリティマネジメント試験ってどんな試験なの?
- CBT方式って聞くけれど具体的にどの様なもの?
- 受験方式が変更したらしいけれど、最新の情報が知りたい
- 情報セキュリティマネジメント試験の難易度や必要な勉強時間について知りたい
こんな疑問を解決することが出来ます。
では本編へ〜
情報セキュリティマネジメント試験(SG)とは?|IPAでの位置付けや試験概要について
ではまず、情報セキュリティマネジメント試験のIPAでの位置付けと試験概要についてです。
情報セキュリティマネジメント試験とはIPA(情報処理推進機構)が運営している情報処理技術者試験の一つです。
情報セキュリティマネジメント試験は、国家試験「情報処理技術者試験」の新たな試験区分として平成28年度春期から創設されました。
令和5年度(2023年4月)からCBT方式へ変更、その他試験概要にも変更点があります。
試験概要
情報セキュリティを確保するための対策として
- ITによる対策(技術面の対策)
- 人による対策(管理面の対策)
これら両方が重要です。
実際に情報セキュリティ事故として、組織を対象にしたものでは、
- ランサムウェア
- 標的型攻撃
- サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
など様々なものが発生しています。
これらに対する考え方や知識を確認し、組織全体のセキュリティ事故を防ぐことが期待できる試験となっています。
CBT方式とは?試験方法について解説
情報セキュリティマネジメント試験(SG)は2022年までは、上期、下期の年2回の受験期間がある方式でしたが、2023年度からはCBT (Computer Based Tesing)方式と合わせて通年で受験する事が出来るようになりました。
CBT試験はマークシート方式と異なり、パソコンを操作して解答を行う形式になっています。
パソコンを操作といっても試験問題を左画面で試験問題が表示され、右画面に回答をチェックする形で、パソコン操作が特に難しいという心配は必要ないと思います。
問題点があるとすれば、紙の試験ならば迷った箇所に印を付けたりする事が出来ます。しかしCBTの場合には、パソコン上に試験問題が写される形になるため、直接印を付けたりすることが出来ません。
出来る機能としては、
- 問題自体にフラグを付けて後で見返すつもりの問題を分かる様にすること。
- 除外したい選択肢にチェックをつける事(過去問道場のイメージ)。
- 問題文にマーカーを引く。
これらがあります。
残念ながら情報セキュリティマネジメント試験はCBT試験の練習を事前に行うことが出来ません。なのでこれらを想定して普段の勉強を行うなどが出来る対策になります。
また一番安心なのは事前に別の試験でCBT方式を実際に行うことです。具体的にはITパスポートの受験をオススメします。
そもそもITパスポートに合格してから情報セキュリティマネジメント試験を受験するというのが基本的な順序になっています。今すぐに情報セキュリティマネジメントに合格する必要があるなどでない場合はITパスポートから受験をしてみても良いかもしれません。
情報セキュリティマネジメント試験の難易度は?他試験と比較
情報セキュリティマネジメント試験の難易度ついて、他試験と比較する形で解説します。
情報処理技術者試験はスキルレベルが1〜4で設定されており、情報セキュリティマネジメント試験はレベル2とされています。
情報セキュリティマネジメント試験と同様にIT技術者以外の人も受験を推奨されている試験で、ITパスポートがあります。こちらのスキルレベルはレベル1となっています。
ITパスポートは情報処理技術者試験の入り口にあたる試験となっており、ITパスポートに合格後情報セキュリティマネジメントなどの試験へスキルアップしていくことが想定されています。
情報処理技術者試験の受験が初めてで、情報セキュリティマネジメント試験の内容が難しいと感じる場合には、一度ITパスポートから受験を行い合格を目指すと良いでしょう。
また同じレベル2の試験として、基本情報技術者試験があります。こちらは、ITパスポート、情報セキュリティマネジメントが「ITを利活用する者」とされているのに対して、基本情報技術者試験は「情報処理技術者」が対象者で、プログラマーやエンジニアのための試験とされています。
そのため情報セキュリティマネジメント試験より基本情報技術者試験のほうか難易度が高いとされています。
情報セキュリティマネジメント試験まとめ
情報セキュリティマネジメント試験はITエンジニア向けの試験ではなくITを利用する全ての人が受験するべき資格になります。
受験をするべきかどうか悩んでいる人はぜひ受験してみることをオススメします。
【情報セキュリティマネジメント(SG)】資格を持つメリット、活用法|どんな人は受けるべき?必要ない人は?
ではまたっ
コメント